免疫療法のためのモノクローナル抗体（mAbs）向け製品
モノクローナル抗体（mAbs）は、収益と薬剤パイプラインに基づく生物製剤市場で最大のセクターです。 mAbの臨床的利点は、自己免疫疾患および腫瘍学の治療で実証されています。
Avantorで品質、活性、安定性を確保する
mAbs製造における品質、活性、および安定性を実現するために、Avantor® のアップストリーム、ダウンストリーム、および医薬品製造向けの製品をご活用いただけます。私たちは、プロセスの開発、スケールアップから商用製造、そして最終充填まで、哺乳類発現系に対応した製品を取り揃えており、複雑なモノクローナル抗体製造をサポートします。
J.T.Baker® BAKERBOND™ PROchievA™ プロテインA クロマトグラフィーレジン
mAbsワークフロー
創薬研究から配達手配まで、ワークフローの合理化とプロセスの改善に必要な製品とツールをご提供します。私たちは、数千もの抗体、高収率抗体精製バッファーを取り扱い、また免疫療法開発サポートも行い、お客様の開発を支援します。
モノクローナル抗体とは？
モノクローナル抗体は、mAbとも呼ばれる人工的な抗体で、免疫系でみられる天然の抗体と同じように作用します。これらの人工的に製造された抗体は、単一のユニークな親細胞から生まれ、1つの特定の抗原を標的とします。そのため、免疫療法には理想的な抗体といえます。
モノクローナル抗体の用途としては、下記のような疾病の治療が挙げられます。
- Cancer
- 癌
- Autoimmune diseases
- 自己免疫疾患
- Asthma
- 気管支喘息
- Viral infections, such as Ebola and COVID-19
- エボラ出血熱、COVID-19などのウイルス感染症
モノクローナル抗体は、下記のような様々な診断にも使用されています。
- Lymphoid and myeloid malignancies
- リンパ系および骨髄系悪性腫瘍
- Tissue typing
- 組織型判定
- Enzyme-linked immunosorbent assay
- ELISA
- Radioimmunoassay
- ラジオイムノアッセイ
- Serotyping of microorganisms
- 微生物の血清型決定
- Immunological intervention with passive antibody
- 受動的抗体による免疫学的介入
- Anti-idiotype inhibition
- 抗イディオタイプ阻害
モノクローナル抗体の仕組みは？
モノクローナル抗体（mAb）は、標的とするタンパク質によって様々な働きをします。それぞれのmAbは、身体の自然な抗体の一つを模倣し、ある特定のタンパク質を標的にして免疫療法として機能します。
- Trigger the immune system
- 免疫系を活性化させる
- Help the immune system
- 免疫系を助ける
- Block signals or target another aspect of the cell
- シグナルをブロックする、または細胞の別の側面をターゲットにする
モノクローナル抗体医薬の将来
モノクローナル抗体（mAbs）は、バイオ医薬品市場の中で売上高と医薬品パイプラインにおいて、最も大きな割合を占めています。mAbsは、自己免疫疾患や腫瘍の治療に有効であるとされています。
現在、成長分野であるガン免疫療法やモノクローナル抗体免疫療法に向けたmAbの開発に大きな投資が行われています。それには、抗体力価を高めるためのプロセスの最適化、他の発現系由来のフラグメント抗体、複数の標的特異性を持つ抗体、標的のがん細胞に毒性の高い薬剤を送達する抗体薬物複合体（ADC）の開発などが含まれます。